父の定年。

父が定年退職を迎えた。

今日まで自分を含め姉・妹を立派(?)に成人させ、姉をお嫁に出した。

何一つ不自由ない生活を与えてくれた…

雨の日も風の日も雪の日も頑張って働いた。

送別会やらで貰ってきた色紙等を見ると、たくさんの感謝の言葉が述べてある。

自分の知らない父の一面を見た気がする。

そして改めて、父の人となりを感じさせてくれた。


姉が生まれる前は、職を転々としていた。との母から聞いた。

その後は今の職場に勤め、以来今日まで勤続。

そして折しも、我が職場の課長・上司も同じく定年。

今の課長は、今まで着任したどの課長よりも立派な人だった。

部下を子供と呼ぶような、現場に根ざした人間だ。

思えば父と同じタイプ。

だから共感できたのかもしれない。


明日からは第二の人生が始まる。

今まで頑張って働いてきたんだから、今後は好きな事をして欲しい。

頼りない息子だけど、これからは自分が頑張るから。

恩返し。って言うと怒るだろうけど…

この先の人生も母と一緒に元気に過ごして欲しい。


お父さん

長い間ご苦労さまでした。


今日のB.G.M:振り向けば…/ジャンヌダルク